仮想通貨が信用できるかどうかは政府次第
日本にいると気付き難いのですが、通貨というのは意外と信用できないものです。
ジンバブエドルなんてついに廃止されてしまいました。
ジンバブエは確かに極端な例かもしれません。ただ、自国民から信用されていない法定通貨というのは意外と多くあるものです。
例えばベネズエラなどは現在、深刻なインフレに悩んでいる国であり、紙幣が不足しています。
仮想通貨というのは確かに日本円のような信用力のある通貨からすれば、信用の足りない怪しい通貨です。しかし、信用のない国に住んでいる人からすれば、インフレのせいで価値が暴落している自国の通貨よりも、仮想通貨の方がよほど信用できるというものです。
そもそも論になってしまいますが、世の中に絶対に信用できるモノなど存在しません。あくまで他と比べると信用できるだけです。
仮想通貨が今後、信用されるかどうかは結局のところ政府次第です。
信用されるような政府になれるように努力している限り、仮想通貨が台頭することはないでしょう。しかし、世界を見渡した時、完全に信用できる政府が一体いくつ存在するのでしょうか?
この世界に存在するすべての国々が完璧に信頼できると証明できない限り、仮想通貨の需要は決して無くならないように思われます。